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社会保険の扶養から外れたくない

社会保険料のイメージ

ニュースで基礎年金の財源が不足してるので、われわれサラリーマンが強制的に徴収されている厚生年金を基礎年金の積立を活用する事を検討したそうです。

厚生年金を支払っているのは、将来貰える年金額が増えるから仕方なくつみたてをしています。それを基礎年金に当てるなんてとんでもない話ですね。

とこで第3号被保険者って聞いた事がありますか?

これは社会保険に加入している人が配偶者を扶養に入れた特典として、健康保険だけではなく国民年金までもが無料(国民年金を納付した扱い)となる大変お得な制度です。

ただこの制度はかなりの不公平があります。僕たちが収めた厚生年金保険料が、保険料を収めていない方への原資となるのは面白くないです。

ただ国の社会保障制度は皆が平等ではないので、第3号被保険者の制度に関して気にしても仕方ありません。使える制度なら使うのは当然の権利です。ただ厚生年金が基礎年金へ補填されるのは不満です。

中にはズルい方もいますが・・・

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今回はその第3号被保険者ですが国はその方たちからも、社会保険料を徴収しようと対策を打ってきています。

以前までは社会保険へ加入している従業員が100人以上、週20時間以上の勤務、月額88,000以上の給与支払いを受けている方の全ての条件を満たした方が社会保険加入対象でしたが、今年の10月から社会保険へ加入している従業員が100人から50人以上へ緩和(?)されるようです。

なのでパート勤務の方は勤め先から社会保険加入について打診があった方もいるかと思います。

僕たちも配偶者の扶養へ入っている方へ社会保険加入を打診したところ、皆いろいろ不平不満を言ってきます。こっちも行政から厳しい指導を受けているので、職員への嫌がらせではないですよ。

年齢が高い方や免除を受けてる方

特に50代後半〜60代の方へ見られますが、今まで健康保険・社会保険の扶養内で払わなくて済んだのに、今更徴収されるのは困る。貰える年金に影響があるとは思えないなどが理由です。

中には国民年金を免除してるのに今更徴収はイヤだと怒る方もいますが、企業側へ文句を言われても困ります。

年金不信

厚生年金を基礎年金へ当てるニュースがあるように、年金へ不信感を持ってる方もいますが会社側にそんな個人の考えを主張されても困ります。

こっちも監査を受けたら最悪社会保険遡って納付しろ、職員分も遡って社会保険料を徴収しろと言われます。

そんな事になったらお互い不幸です。

対策

いつか潰される日も来るかもしれませんが、1番手っ取り早いのは週20時間未満の勤務契約の変更がおすすめです。

これで社会保険に入らなくて済みます。

それと社会保険の扶養には年収の壁が130万円あります。これは月額給与108,333円以上あるなら社会保険の扶養に入れません。

最低賃金も今年10月から50円以上上がるのはほぼ決定しています。国は扶養されている家族にも社会保険へ加入させるのが目的なので、この年収の壁の改善には期待できません。

あとがき

国は企業側にも従業員側へ社会保険へ加入させるよう厳しく通達しており、中には直接監査も入ります。

企業側も監査に引っかかったら困るので、条件を満たしたパート職員にも社会保険加入を打診してきます。

昔と違って厳しいんですよ。昔は試用期間中は社会保険へ加入させない企業もありましたが、これはただ人件費をケチってるだけです。

なのでどうしても社会保険へ入りたくない場合、週の所定労働時間を20時間未満へ抑える調整が必要です。僕のところも週20時間未満を希望するパート職員は多いですね。

もしそれで収入面に不安があるならダブルワークも選択肢にありますが、月額給与が108,333円を超えないように注意が必要です。しかしあまりギリギリを狙ってオーバーすると扶養から外れるので、上手く調整が必要ですね。