人手不足な我が勤め先、契約社員やパート求人をハローワークへ出し続けています。もし仕事を探す場合、年中求人を出している所なんて人が居つかないブラックな企業も多いので注意しましょう。
所で先日、ハローワークからの紹介でかなりの高齢者の方が求人へ応募しました。ハローワークの担当によると、その方はとても元気でやる気に満ち溢れている方だそうです。
正直、後期高齢者を迎えても働かないといけない事にかなりの戦慄を覚えます。僕の親もかなりの高齢者なので分かりますが、この年齢での労働はかなりきついはずです。しかしそれでも働かないといけないなんて悲しいですね。
やはり老後資金は必要ですね・・・
実際にその方を雇うかの話ですが不採用になりそうですね。やはりこちら側もその方を雇うリスクが大きいです。しかしハローワークの求人は年齢で不採用にしてはいけないのです・・・
年齢を理由に断るなんて法律が許さない
我が国では年齢を理由に求人を断ってはいけません。法律で定められているそうです。
年齢制限が許されるのは定年がある正社員の求人で、もし定年以上の方が応募してきても定年の上限を理由にして断る事ができます。
なのでハローワークにある契約社員やパート求人の年齢は不問となっています。
面接はしないといけない
もし高齢者の方が求人へ応募してきても、掃除や警備、負担のかからない仕事程度なら問題ありません。
しかし明らかにターゲットとしている年齢を遥かに超える方から応募があった場合、電話でお断りしてはいけません。何か断る正当な理由でもあればいいのですが、年齢を理由にして断るのは許されないことです。だからハローワークの担当者はこちらが求人申し込みを受け付けるまで求職者の年齢は伏せています。
マッチングしない場合がある
掃除や警備などの仕事ならいいのですが、事務的な仕事、車を運転する仕事、倉庫整理などの仕事に高齢者の方から応募があると困る場合があります。
事務的な仕事なら処理速度が早くできる若い方が良いですし、運転を伴う仕事では事故でもあれば困ります。重量物を扱う仕事で何か怪我をされて労災になると困ります。しかし求職者から応募があれば面接をしなければなりません。しかしお互い条件がマッチングしていない面接をしても、会社側と応募者側からしたら時間の無駄です。
もし求職者へ年齢を理由に断ったら、断られた求職者もお怒りとなり、ハローワークへクレームが入ります。そしてハローワークから事業所へ注意されるので厄介です。こんなケースが実際にあります。
ただ求職者も年齢で仕事が探しにくいと分かっていらっしゃる方もいるようで、その場合はハローワークを通さずに直接電話で問い合わせがきます。話を聞いてみて仕事に問題がなければそのまま面接を設定したり、無理そうなら遠回しに厳しそうと伝え、それでも面接したいのならハローワーク経由でご応募下さいと伝えます。本当は会話で察してくれた方がお互い助かると思うのですが・・・
せめて応募する仕事に経験があればいいのですが、未経験だとハードルが跳ね上がっちゃいますね。
あとがき
最近は高齢者の方からも求人応募の問い合わせが増えてきました。やはり生活が厳しいのかな?
ハローワークの求人は定年がある正社員以外の求人は年齢不問と書かれているはずです。ただこの年齢不問は本当に何歳でも応募可能という事ではなく、年齢不問としか書けないのです。
昔と違い、ある意味仕事探しに不便となりましたね。面接する前から不採用が決まるなんてあんまりな話ではあります。