仕事に不満はありませんか?
朝の掃除、勤務時間にやればいいのに就業時間前にさせる所が多いです。経営者も勤務外に掃除をさせる事により掃除職員を雇わなくていいので人件費を削減できてニッコリです。僕は怒ってます。
残業代、経営者は安い賃金で文句を言わない仕事ができる従業員を求めています。増員するより人手不足分を職員みんなで残業させ、残業代を支払えば人員不足分の人件費が浮くので経営者はニッコリです。僕の所では残業するのはその人の能力不足が原因だそうです。なら、増員して下さい。
管理職、残業代を払わないでいい美味しい存在です。ただ経営者並の責任や権限、自身の裁量で業務へできる訳ありません。かなりのサービス残業を強いられているでしょう。こんな上司をみてると誰も管理職になんてなりません。たまに若者は管理職を嫌がるとありますが、管理職になってもサービス残業をさせられるだけですのでやりたくありません。
そこで考える人がでてきます。経営者に酷い扱いを受けているので労基署へ相談へ行けば経営者を懲らしめてもらい、そして今までの残業代も貰い、今後も残業代も満額請求できると考えていますか?
労基署から会社へ調査が入り、今までの不払い残業代も貰い経営者も懲らしめてやった。スッキリ。
なんて考えますか?
もし次の勤め先が決まって退職、見払い残業代も貰えるなら勝利です。
しかしそのまま会社へ残る場合、今まで通り仕事ができるのでしょうか?
少なくても僕の会社では無理ですね。経済者は訴えた人を許さないでしょう。顧問契約している社労士や弁護士と相談し、自己都合退職をしてくれる方法を模索するでしょう。
人事評価もどん底に下げられ、ボーナスの大幅カットもありえます。ボーナスはカットしても法的には問題ありません。懲罰人事は駄目なのですが客観的な証拠なんてないです。
それでも長時間のサービス残業(見払い残業)が横行している場合、残業代も貰えず心身も病んでいきます。その場合、労基署へ駆け込むには何が必要なのでしょうか?
匿名では動かない
労基署へ駆け込む場合、名前を出さないと動いてはくれません。
悩み相談くらいなら聞いてはくれますがこれでは立ち入り監査まではされないですね。
内容次第では電話にて責任者の呼び出しか質問がくるケースもありますが、経営者も社労士や弁護士と対策します。
そして終わった後は通報した犯人探しが始まります。
ただ労基署へ通報する前の事前準備で相談するのは良いですね。
客観的な資料を準備
労基署へ通報する場合、経営者に名前が知られても問題ない事と誰が見ても分かる客観的な資料が必要です。
いかに自分がこれだけ酷い事をされていると訴えても労基署は労基法に違反しているのかで判断します。感情で話しても訴えた方が望んだ結果にはならないですよ。
残業した証拠は打刻したタイムカードのコピーがあると良いと言われています。ですが本当に仕事をしていた証拠もあるといいです。
ダラダラ仕事してたとか、必要じゃないのに勝手に残っていたとか言われても困りますからね。
さっさと見切りをつけて転職した方がいい
会社と争って勝利しても今後の仕事がやりにくくなる場合もあります。
労基へ通報した従業員は今後、要注意の従業員として見られます。
労働契約書をみてみて下さい。もしかしたら違う職種へ異動する可能性があると書かれている場合、やりたくもない部署へ飛ばされる場合もあります。もしかしたら残業が多い理由で賞与が減らされる場合もありますね。
部署に監視カメラを設置されたり、トイレ休憩の時間まで見られるようになるかもしれません。
結局、残業代を払わない会社は今後も何癖をつけて払わないものです。それならさっさと見切りをつけて次の所へ転職した方がいいかもしれませんね。
あとがき
僕は代わりが沢山いる事務員。
もし僕が労基へ通報したら裏切り者の烙印を押されて会社へ居づらくなります。
かといって誰かが労基署へ通報されても、労基対策で僕の仕事が増えます。これは困りますね。
会社は従業員を簡単に解雇はできません。しかし辞めさせる方向に持っていくのであれば色々な手を打ち、自己都合退職まで追い詰められますね。
なので労基署へ通報すると職場へ居づらくなるリスクがあります。どうしても残業代を請求するなら次の転職先を見つけてからがいいですね。
それと請求するなら見払い時間の算出と見払いの残業金額の請求書を作成、後は退職届と一緒の提出がいいかもしれません。
労基署もできれば従業員と経営者の話し合いで解決して欲しいそうですからね。