わかる方には分かる【特定疾患療養管理料】、ついに加算対象疾患に見直しが入るようです。
特定疾患療養管理料なんて払いたくないぞ僕は定期的服用する薬が欲しいだけなのに、医者が患者へ「調子はどうですか?」や「血圧の数字を教えて下さい」「適度な食事と運動を心構えなさい」などの毒にも薬にもならない話で770円も請求される内容です。
加算点数も255点もあるので、病院側からしたら定期の薬を貰いにきた患者1人あたり2,550円の収益になるのでクリニック側は笑いが止まらないでしょう。健康保険も医療費で圧迫されます。
しかしついに見直しが入るようです。
まだ情報が乏しいのですが、令和6年度の診療報酬改定で決定したので僕的にはとても期待していますが、懸念事項もありますね・・・
特定疾患療養管理料とは?
特定疾患療養管理料に該当する疾患は色々あり、詳しくは【特定疾患療養管理料 病名一覧】でGoogle検索をするとトップに病名一覧が出てきます。
色々な病名がありますが、これに該当した病名で病院受診をすればクリニック(診療所)が算定できる加算となり、患者1人あたり255点の加算をつける事ができて保険料3割の自己負担770円(端数切り上げ)を取る事ができます。
僕的にはとても納得ができなかった加算で、毎回薬を貰いにきただけで請求されるので堪ったもんではありません。
必要ならよいのですが、「適度な食事と運動をしましょう」と言って患者へ健康指導しました程度で毎回請求されます。
それならと医療費を抑えたくてリフィル処方をお願いすると医師は怒りだします。名前だけのリフィル処方も広く周知して欲しいですね。
リフィル処方箋を頼んだら断られた件について除外項目
今回の改定で除外される病名ですが、【糖尿病】【脂質異常症】【高血圧】などの生活習慣病を中心とした内容のようです。
長期で薬を服用しないといけませんが、薬を貰いに行くたびに特定疾患療養管理料の3割負担770円を払わないといけないのでかなりの負担です。
生活習慣病を専門に扱ってるクリニックからしたらとても美味しい加算ですね。
ただ医療関係者ないと手に入る情報が乏しいので、実際に診療報酬改定後に病院へ受診してみないと分からないですね・・・
生活習慣病管理料の存在が気になるな
実は【糖尿病】【脂質異常症】【高血圧】の疾患で取れる加算がもう一つあるそうです。
それは生活習慣病管理料。
疾患の内容で570点〜720点を月に1回請求できるようで、3割自己負担なら1,710円〜2,160円とかなりの高額です。
しかしこれは療養計画書を作成して患者からサインを貰わないと取れない料金です。
整形外科でも月に1度、形式化されたリハビリ計画書があり、これにサインをすると300点の加算、3割負担だと900円請求されるものがあります。もちろん拒否をするとリハビリを受ける事ができません。
それと同じようなものになったら困りますね。
クリニック側としても今まで簡単に請求できていた特定疾患療養管理料を患者へ請求できなくなると、稼ぎ頭を失うので次の対策を考えるはずです。
そうなると生活習慣病管理料に手を出すかもしれません。もしかしたら整形外科の用に毎月同じ内容の療養計画書へサインを強要させるかもしれません。僕も定期の薬が無いと困ります。
しかしそうなったら今より医療費が高くなるぞ・・・
あとがき
医療事務は僕の専門ではありませんのでよく分かりません。
診療報酬算定はかなり難しく、医療現場用の解釈本を見ないと細かい条件が分からないのが現状ですね。
なので僕が病院へ行き、実際に医療費を請求され、加算内訳表を貰って初めて内容が分かり、加算内容をネットで検索したり、窓口の方に加算内容を説明して貰っています。
なので後は実際に診療報酬が改定された後に病院を受診してみないと何とも分かりません。
しかし生活習慣病管理料の存在が気になります。僕が診察している内容が、特定疾患療養管理料から外されても生活習慣病管理料で更に請求額が高くなったとあれば元も子もありませんね。
追記
何か雲行きが怪しくなってきました。特定疾患療養管理料が算定できる項目を見直しますが、その対象外となった病気達は新しくできる生活習慣病管理料Ⅱがその受け皿になりそうです。
点数も上がるので町医者たちは何としてでもその加算を取るでしょう。
この値上げで町医者達は笑いが止まらないでしょうね・・・
こちらは定期的に飲まないといけない薬が人質にされるので、値上げを受け入れるしかなさそうです。
医療費少し値上げする