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新電力会社との付き合い方

昨年は電気料金に急激な変動があり、新電力会社が請求する電気料金が高くなったことがありました。

電気料金の燃料費調整額って上限があったの!?

これは新電力会社の燃料費調整額に上限がなかったせいですね。現在は、電気供給元の地域電力会社が電気料金を値上げ調整したので、地域電力会社と新電力会社が請求する電気料金にそこまで乖離がなくなったと考えます。

なので今後は安心して新電力会社へ戻っても大丈夫なのかと考えていましたが、新電力会社も以前と違い、契約者が有利になるサービスの改悪や、電気料金値上げがありとても微妙となっています。

僕もそうですが、それでも新電力会社を利用される方も多数いると思いますので、何かあった時にできる対策を紹介します。

電源調達調整費を採用している新電力が増えてきた

最近の新電力会社は電源調達調達費を採用しているところが増えてきました。

電源調達調整費制度は仕入れた電力をその事業所の独自の計算式で算出されます。電気料金高騰が話題となっている当時のニュースで、高額の電力料金が請求されたとありました。そこは電源調達調整費を採用されているところです。

しかし電源調達調整費も電気料金が安くなる時もあれば高くなる事もあるそうです。価格が安定している時はいいのですが、急激に電力が値上がりしたら突然高額請求されるリスクを秘めています。

一応1ヶ月〜2ヶ月後の電源調達調整費の基準価格は公開されています。しかし後で修正される可能性もあるので、月毎にチェックをするとよいでしょう。

燃料費調整額を採用しているなら分かりやすい

新電力会社にも【auでんき】や【ソフトバンクでんき】など、地域の電力会社と同じように燃料費調整額を採用しているところがあります。

これらの料金プランは、地域電力会社の従量電灯プランと同じ料金と宣伝されていますが注意点があります。それは燃料費調整額の上限がないのが大きな違いです。

しかし携帯キャリアの新電力会社の問題は、地域電力会社とほぼ同じ料金となる為、UQモバイルやY!mobileなどへ契約しないと契約するメリットがあまり見られません。

ちなみに僕はauでんきを契約しています。とくにUQモバイルの新料金プランを契約している場合、auでんきへ契約しないと携帯料金が高すぎです。

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新電力会社へ契約した場合の対策

僕もauでんきを契約したので今後の電力事情に注意しないといけません。

過去のauでんきが燃料費調整額の上限を廃止した際、電気料金が高くなると周知をしてくれていました。

しかしauでんきも燃料費調整額の上限を撤廃し、注意事項にもしっかりと上限がない事を書かれています。

今は地域電力会社が適正料金へ値上げや国からの助成もあり電気料金は大幅な変動もなく落ち着いています。

しかし何か動きがあった時は怖いです。僕も以前は別の新電力会社に契約していましたが、燃料費調整額の上限を超えても特にアナウンスもなかったです。なので月に1度くらいは燃料費調整額や電源調達費を確認し、地域電力会社の金額に乖離があるかチェックしましょう。

新電力会社も燃料費調整額の上限を超えたので、地域の電力会社へ戻った方がよいなんて周知をするわけがありません。

燃料費調整額の上限を調べておこう

各地域の電力会社の従量電灯プラン(規制料金)には燃料費調整額に上限が設定されています。地域電力会社でも従量電灯プラン以外の電気料金プランは、燃料費調整額に上限がないので注意です。

なので新電力会社にはほぼ燃料費調整額の上限はないと考えた方がよいでしょう。

燃料費調整額の上限を調べるに、地域電力会社のホームページで確認したいのですが恐らくそれを見つけるのはかなり大変です。

もしかしたら掲示してないかもしれませんね。

僕は諦めて地域電力会社のコールセンターの方に教えてもらいました。中には質問がうまく伝わっていないのか、教えてくれなかった担当の方もいました。

ちなみに僕の地域での燃料費調整額の上限は11.14円/kWhとなっています。このように各都道府県の地域電力会社も決められているはずです。

確認方法

燃料費調整額の上限がわかればあとは簡単です。毎月、新電力会社で公開されている燃料費調整額や電源調達調整費を、地域の電力会社公開資料と比べて乖離がないかチェックするだけです。

auでんきやソフトバンクでんきの電気料金は地域電力会社と動きが同じなので、燃料費調整額の上限を超えない限りは大丈夫そうですね。

それと新電力会社の料金計算が分かりにくい場合は毎月使用した電気使用量を、地域電力会社の電気料金シミュレーターへ入力するだけで、電気料金がどれだけ乖離しているかチェックできますね。

もしシミュレーターがない場合は手計算となりますね・・・

電気料金の値上げを確認した場合

毎月燃料費調整額や電源調達調整費をチェックし、上限値を超えたのを確認したら速やかに地域電力会社へ電気の契約を戻しましょう。

運が良ければ1ヶ月程度のダメージで逃げる事が可能です。

なのでその時がきたら急いで戻れるよう、地域電力会社へお願いするしかないですね。

あとがき

去年の電気料金高騰したので新電力会社からauでんきへ乗り換えをしたのですが、今度はauでんきが燃料費調整額の上限を廃止したので地域電力会社へ戻ってきた経緯もありとても疲れました。

しかしauでんきも地域電力会社と同じ料金へ再設定してくれたので、また僕はauでんきへ帰ってきました。

ただ燃料費調整額に上限があるわけではないのでずっと安心ではありません。

なので新電力会社へ契約する場合、常に燃料費調整額や電源調達調整費の発表を確認し、何かあればすぐに逃げれる心構えは必要ですね。